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【ホラゲー】死舞草 感想・考察【part2】

死舞草 感想・考察 part2です


part1はこちら



全シナリオの感想書いているのに
もう終わりますw


今回はアカガミから



以下多大なるネタバレをしているので
プレイ予定のある方や未攻略の方は
クリア後に来て頂ければ幸いです

















アカガミ



妹である葉視点お話。



今回気になった点は

・海に過剰反応したカンナ
・GOODでのナツの死亡理由
・お守り

です。

(毎度のことながら回収されていたら是非教えてください;)


で、クリア後直後の素直な感想としては、

「えー・・・」

ですねw


しかし!


このどこに行っても救われない感じ、

大好きなんだぜ!w



最初に姉妹たちを送ってくれた車、
なんとなく自殺だってわかってしまった。


なんとなく葉が感じていた違和感っていうのと
一番ぴったりだったからかなぁ;

てか、新キャラなのに、ナッツ出番少なくね?・・・


【GOODEND】

まぁ別にGOODじゃないんだけどさw

恐らく葉が襲われた原因は、
カンナから逃げてしまったことよりも
後の燕のことから考えても
最後お守りを手放してしまったところにあるだろう。

TUREでカンナが話していた守られているってやつ。

現代の人まで巻き込んでいるらしいから
お守りで葉は守られたと言っていいと思う。



逃げる段階でいくつもの手につかまれたとあるが
これは神父を連れていった子どもたちと同じと思う。


けど、村に入ってないナッツまで死んだのは
口封じしか思いつかないんだすまん。

誰か教えてくださると歓喜しますw



【TURE】

最後のあれはなんなんだ・・・

締め付けているものは村の人達。
燕がああなった原因はお守りを持ってないのに
村に入ってしまったからだろう。


てかなんなんですかこのオールBADEND


まぁこういうの大好きだけどね!








姉妹草




タイトルはここのためにあったというわけですね。

最終章です

まぁこの章においては書くことない気がするが一応、


葉、及び燕視点で進んでいきます。



気になった、というよりは恥ずかしながらもわからなかった部分

・冒頭タイトルの10回目
・喫茶店で葉の食事時に記憶が飛ぶ(最後にすみれが言っていた姉妹での繋がり?)
・終盤タイトルの11回目
・最後に貰ったノート(CG集?)
・葉に付いていた影(伝奇的設定?)


食い荒らした人数かとも思ったが
11回目までの間に脱獄犯が食われているので
それだと後者のタイトルは
「12回目」になるはず。

うむ。わからん。

わかった方よかったら教えてくださいねw


して、最後に貰ったノート

あれは次回への伏線だったのか

将又それともクリア後に開放されたCG集なのかw











燕がなんで食い荒らしていたのか。



要するに葉を守るためなんですよね。





葉を守らなくちゃ

あたしが、葉を守らなくちゃ




この想いがあったからこそ

この想いが強かったからこそ

干渉できるタイプの霊として残ってしまったんでしょう。




結果としてこの想いが強くなりすぎて
目的と手段が入れ替わってしまったんですがね;







以下作品中より

新鮮であればあるほど、透明感があって、みずみずしくて、綺麗だ
そういうものに出会えたときはたまらなく嬉しくなる。
涙が出るくらいに。




捕食前のシーン。

本人の自覚が無いだけで燕だって泣いているんですよね。








で、最後すみれの対峙シーンから。





葉は、もう強くなったから



このことを知った
(感じた、と表現した方が相応しい気がしますね)
燕も在るべき場所に還りました





存在が薄くなったって

葉のこと、少しでも知りたいから

思い出したいから

心に見えた光に向かって

もっと、もっと、手を伸ばす

届くと同時に消えるのに

手を伸ばす





「よう・・・」





最後の声は、気のせいなんかじゃないよ






とても綺麗なお話でした。
続編楽しみにしています!



すみれ可愛いよすみれ







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【ホラゲー】死舞草 感想・考察【part1】

死舞草 感想・考察 ですです

読みは「しまいぐさ」


トータルプレイ時間:3時間弱

ジャンル:ホラー(・感動系)

全部で4章構成になっています。


フリーのホラーゲームなので良かったら公式でDLしてくださいね

死舞草


作品自体としては短時間でできるので各章ごとに考察したいと思います。


まぁぶっちゃけ次で終わりますw




まずこの作品を知った経緯から



11月下旬。
ニコ動にて珍しく新着動画を物色してたわけなんですが、

その時クリックしたのがこのゲームの暫定OPを初音に歌わせてみた的なやつでした。
ここ


聴いてみたら何この良曲!って感じで

原曲リンクが有ったのでそっちに飛んでみたら

なんとホラゲーの主題歌らしい

と、いうことからこの死舞草を知りました。



公式OP 



サビでの転調大好きですw

というより全体的にBGMいいっすw



宣伝乙



で、OPから入っただけあって
曲全体としては個人的に好きです。

同人でこれは十分過ぎると思います


文章自体は特に陳腐ってわけでもなく快適に読み進められるレベル。

ノベゲーって感じ。


ジャンルはホラゲーとなっているが、


実際プレイした感じは  ホラー<感動


といったところでしょうか。


所々未回収と思われる伏線がありましたが
問題なくプレイできると思います。


計画段階ですが死舞草の続編も公開するらしいので
個人的には大変楽しみです。(1月下旬ニコ生より)


以下多大なるネタバレを含んでいますので
興味のある方、未攻略の方は
クリア後に来て頂ければ幸いです



















底なしの洞窟

そんなオチかよ!

まぁ最初のシナリオ設定自体なんかありそうっては思ってましたがねw

燕が狂乱するシーンはもっとバッドエンドに持っていくのかと思いましたが
そこもまさかのネタオチw

実際隼人が作成したホラゲーのネタとしてどこまで使われたのか、が気になってますが。
わざとそういう描写にしたんでしょう。

こういうの、大好物です!←


実際最終章までプレイするとどの部分がネタかは消去法で分かります

じわじわと伏線回収する感じですw



要するにこの章はあれだ、



すみれ可愛いよすみれ






学校の親友と私

最短シナリオです

以下気になった未回収と思われる伏線

→CHECK!
なぜ1回理科室に呼んだのか。なぜ電話が残っていたのか。
理科室を出たあとも何かの視線を感じてる。←怜?(体育館での会話から)
葉が見た時だけなぜ空白のページが埋まっていたのか。
同じ番号からの電話、しかし電話は理科室の置きっぱなしのはず。

(回収されていたら是非教えてくださいw)


以下感想

個人的には怜の死体が見つかる所はもうちょっとなにか欲しかったりw
存外あっさり行き過ぎた感があったので;

GOODではバイバイのあとにもう一度再開したような描写はなかったので
TUREでも言いかけたバイバイを最後に、会わなかったのでしょうか。


【GOODEND】
最後姿を現さなかったのは1度幽霊だってことをカミングアウトして、
いなくならないって保証がなく、
毎度のようにいつかはいなくなってしまうと不安に思い、姿を現さなかったのか。


【TURE】


日記で見たときに真実を知っても逃げなかった燕なら
ずっと一緒にいてくれるかもしれないと思ったんでしょうね。

だからあの後電話をして燕の想いを確認した。


最後のあの笑顔は訂正されたバイバイが嬉しかったんでしょう、


要はまた会おうって言ってくれたんだから。







part2に続く






沙耶の唄 感想・考察 まとめ 【part3】

沙耶の唄 感想・考察 まとめ【part3】

最後、全ENDを通しての感想。


part1はこちら

part2はこちら



以下の文は多大なるネタバレを含むので未プレイの方、
未攻略の方はクリア後にでも来ていただけたら幸いです。














共通してどのルートでも言えるのはやはり二人の想いの強さだと思います。


全てのルートで二人の想いの重さが伺えます。



萌芽ENDだけはこれからも二人だけの未来があるという点で、
他の二つと少し違うかもしれませんが
共通して言えるのは互いのことを異常な程に想い合うという点。

本当に圧倒されました。



さて、この手の狂気反転系の作品において
全てに共通して考えるべきこと

それは、


何が異常なのか



ここからスーパー妄想タイムです





沙耶を狂気の世界で絶望するほどまでに美しいと形容した郁紀。

逆に沙耶に襲われた人たちは皆口を揃えて化物と形容してます。

認識の違い、見える世界の違い、

基準となる価値観をどっちに置いているのか


要するに


郁紀の見える世界が本当に異常だったのか



ということだ。

この作品では明確に何が異常と言えるものがないために
上のように疑うことくらいの表現しかできない。
(且つ、ボキャ貧のため)





たとえ何が異常だったにしても
全ルートのEND共通の想いがある、

郁紀と沙耶が想い合うことに変わりはないんですけどね。








沙耶の唄 感想・考察 【part2】

沙耶の唄 感想・考察 【part2】

になります。


part1はこちら






以下の文は多大なるネタバレを含むので未プレイの方、
未攻略の方はクリア後にでも来ていただけたら幸いです。











前回の続きより

前回の選択肢で元に戻りたいを選ばなかった以後の感想


元の世界、――今となってはそちらの世界も壊れているわけだが。
に戻らなかった場合、自らこの狂気の世界において沙耶を一生愛すことを選んだ郁紀。


これは退路を絶ったというよりはどちらかというと
未練を断ち切ったということの方が正しい気がします。



これで郁紀には沙耶を愛すこと以外の選択肢がなくなったわけですから。


ここからは正常な世界との隔たりを挟み、
取り返しのつかない悲劇が起こっていきます。


仲間がいくら郁紀を気遣っても郁紀には不愉快で仕方がない、
沙耶しか必要としていないのだから他のものはさも当然のように拒絶する。



この時点で想いの矢印の方向が完全に狂っています。


郁紀が永遠沙耶を求めた時から
解決に向かうなんて選択肢はもう残ってないんです




【沙耶萌芽END】

沙耶が萌芽し、狂気が世界を侵食し、人類をも侵食され、
結果二人だけの世界を想像するEND。



萌芽後、沙耶の存在はどうなったのか。

以下完全に想像ですが、恐らくその場で沙耶の存在は繁殖し、
以後沙耶と呼ばれる存在が誕生したのだと思います。




沙耶が萌芽する直前、
狼狽する郁紀を諭すように沙耶は「希望」といった。

そして好きな女には決して泣き顔だけは見せないという
郁紀のなんとも人間らしい強がり。

そして狂気は世界を飲み込む。




沙耶の目的を唯一達成できたと言えるEND



けど目的を達成できたとかそういうのは差し引いても、


幸せとは言わないが


二人にとっては一番望んだ形でのENDかもしれないですね。






【沙耶消滅END】

ふさわしい名前が思いつかなかったからこれで勘弁。




沙耶が殺され郁紀も自ら頭を裂く。





これは絶望というよりも、崩落というのが一番しっくりくるだろう。

唯一の支え、いわば体が亡くなったも同じ、

そんな状況に陥ったと同意であっても過言ではないと思います。



立ち尽くす耕治の前で沙耶が動く

・・・郁紀に向かって。


耕治にしてみればこれが狂気に犯された親友への最後の償いだったのかもしれない。

逆上して這いずる沙耶を攻撃する耕治。

それでも沙耶は動きを止めず血染めの郁紀に触れ、

動かなくなった





正直ここには圧倒されました。

沙耶が郁紀を想う重さに。


すでに二人には世界が出来上がっていたのだろう。




この狂気の世界でお互いだけを必要として生きてきた。

互い存在だけが生きる意味になっていた。



そしてお互いを真に必要とした最初の選択肢、

狂気の世界で沙耶を愛し続けると決めたあの時から


萌芽ENDのような目に映る二人だけの世界だけでなく、


二人だけの世界っていうのは出来上がっていたのかもしれない。








最後、全てのENDを通しての感想。

part3 へ続く。

沙耶の唄 感想・考察 【part1】 

PCゲーム 沙耶の唄 の感想・考察です。【part1】 


友人2人に勧められてやってみましたが、
個人的にかなり良作だと思いました。

狂気の反転、見える世界が日常と引繰り返る。

何が正しいのかがわからなくなるようで
BADとTUREが読み手によって異なって捉えられるこのような話は
小説でもゲームでも大好きなんです←


全体の総量としてのプレイ時間は全ルートで5、6時間程。
しかし内容は深く考えさせられるもので、一気にプレイしました。
グロテスクな表現があるので苦手な人は注意してください。

以下詳しい感想・考察なので
ネタバレの恐れがある人はクリア後にでも来てくだされば幸いです。













最初は端的に 依存愛 だと思ってみていたんですが、
正直それを超えた 純愛 と、思うようになりました。

ある事件以来、日常の風景がおよそこの世のものに見えなくなってしまった郁紀。


通常の日常と異常な日常のこの二つの視点で物語は進み、
見える世界の違いという壁が際立って表現されています。


そんな中で唯一まともに見えるものは少女の、沙耶。

彼女だけは壊れてしまった日常でも郁紀には人の姿で見え、
彼女に携しか生きる希望が無い状態になっていた。


彼女に依存し続け、以前の仲間を拒絶し、結果として生み出すことになった悲劇。



作品中では2回しか選択肢がなくすべてエンドにつながります。



一つ目の選択肢、
郁紀の見えるこの異常な世界を沙耶はもとに戻せるという。


しかし郁紀も薄々は気づいていた。
狂気の世界で正常に見える沙耶が異常なんじゃないかということを。
もとに戻ればこの世界で拠り所にしていた沙耶に会えなくなるということを。
その上での、 元に戻りたいのか という選択肢。


正常な世界をとり、沙耶と離別するか

最愛の沙耶を愛し続け、この狂気の世界に身をおくか



いわば究極の選択。


私は初見では 元に戻りたい を選びました。【別離END】


私はてっきりその後沙耶が逆上しての殺戮ENDを
想像しただけにこのENDは正直驚きました。




まぁでも、冷静に思い返せば簡単でした;


重要なのは郁紀の一方通行の愛じゃなく沙耶も郁紀のことを愛していたからですよね。


そんな沙耶だから郁紀が心のどこかで元の世界に
戻りたがっていることもわかっていたんでしょう。

だからこそ元に戻ることを模索して郁紀に提案したんだと思います。


逆上してもおかしくない状態だけれども、
沙耶だって郁紀に出会うまでひとりだったんですから、

狂気の世界にいる郁紀もひとりだから
沙耶もその気持がわかったのか


自分を認めてくれた、愛してくれた人には
最も幸せな形でいてほしい、と願ったんじゃないでしょうか。




病院でのドア越しの別離シーン。

沙耶は最後まで郁紀に本当の姿を見せることなく別れます。


愛した人に醜い姿を見られて拒絶されたくなかったから、ですかね。


1度必要としてくれた人に明確な拒絶を受けるのは堪えますから。
それが人じゃないにしても。


part2へ続く。